僕の想いを、きままに綴ってみました。
       役者仲間のこと、趣味のこと、近所で見つけた季節の風景・・・
       感じたままに、お話させていただきます。
       
       ご意見・ご要望・お叱り・・なんでもけっこうです。お待ちしております。 
       メールはこちらからどうぞ
          その210 メモ(江戸という名の由来)                 (平成20年3月9日

 僕の陣地の周りには、新聞・雑誌の切り抜きやメモが山積している。別に趣味ではないのだが、
 覚え切れない忘れてしまうと思うとついためてしまう。そして捨てられない。・・・これは悪い癖だと
 思っているがやめられない。これらの雑物の整頓が悪いので探し物をするとき、大変な苦労をする。
 我ながら困ったものだ。
 そんな中から、一片のメモが現れた。「お江戸あちこち」より昭和44年とある。このころ、昭和30年代
 から40年代中ごろまでに書かれた本は面白い。江戸の話なのだが口伝も多く残っていて現在の
 ように机上の勉強や記録ではないので読んでいて実に楽しい。僕たちが子どものころ、昭和20年代
 に、80歳代のお爺さんなら幕末生まれ。江戸時代の話をナマで聞けたものだ。子どものころに聞いた
 話を思い出しながら、このメモをチョット紹介。
 江戸は「荏処」と書かれていた。葭葦、荏草が、生茂った海辺のところという意味だろう。また「江処」
 「江門」とも書く。海岸が入り込み至るところに入り江があったのだろう。江の門戸、河口などの意味
 から「江戸」の名前ができたらしい。
 また他の本には。江は入り江のこと、戸は入り口、谷戸とか瀬戸というように、入り江の入り口を江戸
 という・・というのもあった。
 地名は文化なのに、変えてしまうのは、そんなもんでしょうかね。

          その209 数の数え方                          (平成20年2月3日)

 言葉が消えていく話をしていて、昨年物の数え方について「森耳」に頂いた質問を思い出した。
 さまざまな物をさまざまな数え方をする。日本文化の最たるところである。そんな中で一種類の
 物が形状で数え方が変わっていく。これは面白い。例えば「魚」。泳いでいる時は一匹二匹。
 魚屋に並べば一尾二尾、お皿に乗せれば一皿二皿、たくさん盛れば、一山二山、大きく切れば
 一柵、小さければ一切、他にも一腹という場合もあるし、魚によっては一本二本(サンマ・マグロ)
 一枚二枚(カレイ・ヒラメ)・・・専門的にはまだある。物の数え方・・これは調べてみると面白い
 ですよ。昔の人はこんな物まで数えていたのかと感心することしきり。
 ちなみに雪や風の数え方・・・知ってますか?? 
 どうしても知りたい方・・・僕のほうへメールで質問してくださいね。
          その208 大(だい)と大(おお)                    (平成20年1月14日)
 
 先日新聞のコラムで大地震(オオジシン)を(ダイジシン)と読む人が多くなった。大震災(ダイシンサイ)
 と混同してるのだろうが、どうしたのか?という記事が載っていた。
 日本語のややこしいところだ。僕も仕事柄、言葉の発音や、移り変わりについては気になる。
 過去において読み方や発音が変わってきた例はたくさんあるが、特にダイとオオは判別(と云って
 いいのかな)は難しい。先日、家に遊びに来た若者が「僕も大舞台(ダイブタイ)に立ちたい」と言った。
 すぐに、正しくは(オオブタイ)と言うんだ、と注意したのだが、今は、ダイブタイと言う人が多いようだ。
 そのうちダイブタイになってしまうかもしれない。だって大劇場(ダイゲキジョウ)ですよね。これは
 オオゲキジョウとは言わない。でも、大風呂敷(オオブロシキ)をダイブロシキとは言わないでくださいね。
 他にもダイとオオは似たような言葉がいくつかありますよね。
 大所帯(オオジョタイ)と大家族(ダイカゾク)、大喧嘩(オオゲンカ)と大論争(ダイロンソウ)等々・・。
 日本語って面白くて楽しいと思いませんか?

 
          その207 栗ぜんざい                          (平成19年11月13日)
 
 母が浅草に買い物に行きたいというので、ひさしりに浅草に行く。仲見世を歩いていると、突然「梅園に
 行こう」と言い出した。え〜梅園とは、僕の子どもの頃は、浅草に行っといえば「梅園に行った?」と聞かれ
 る程、甘党にとっては、名店中の名店。しかし、僕は子どもの頃は甘いものが大の苦手だったので、一回か
 二回しか行ってないと思う。まぁ近年は甘いものも食べられるようになったので、50数年ぶりで懐かしさも
 手伝って、ついていく。いや〜老舗の力ってすごいもんですね〜。近所のお店は何処もガラガラなのに
 梅園の広い店内はお客でいっぱい。注文は、母とカミさんが田舎汁粉。僕は名物の栗ぜんざい。
 この店の栗ぜんざいは、汁気がない。こしあんの塊と、半殺し(つぶつぶの状態)の粟餅がお椀の中に
 入っているというシロモノ。それに盃より小さな器にシソの実入りの佃煮がついてくる。甘かった〜!
 ちょっともてあましましたが、食べ物を残せない悲しい世代。完食したが・・・。田舎汁粉の二人はというと
 カミさんは甘さにビックリ。母も「こんなに甘かったかしら」と言いながら懐かしそうに食べていた。
 場所は、雷門から浅草寺を正面に見て左側の仲見世の裏通りを浅草寺に向って歩いていくと左側に
 大きな「梅園」の看板が目に入ってきます。
 浅草名物、舟和の「いも羊羹」と梅園の「栗ぜんざい」・・・話の種にぜひどうぞ。
 左党の方には、神宮バーのデンキブランを・・・。
          その206 ひと言                             (平成19年10月8日)

 世の中、変りましたねぇ〜。雲の上の人が、どんどん地上に降りてきて・・・。
 こんな事を言って良いのかわかりませんけどねぇ。国会議員の先生がテレビで ちょんまげ かぶって・・・・。
 僕が子どもの頃「役者になりたい」と言ったら、僕の親父は「どんでもない・・・」。
 それでも役者になっちゃいましたがねぇ。今、親父が生きていたら何て言いますかねぇ。こんなことを思う私も
 古い人間でございますかねぇ〜(鶴田浩二か!!)これも古かったかなぁ・・・。
 まぁ、もともと雲の上の人なんて、いなかったって事ですかねぇ〜。

          その205 大根汁                             (平成19年10月5日)
 
 楽屋内では昔から常備品となっている、大根エキスを紹介します。これも今では愛用しているのは、
 ほとんどが年配者になってきましたが(若い人は知らない人も多い)、効果抜群の民間療法です。
 芝居で大声を出してシャガレ声になったり、出なくなったりした時、小さなグラス1/4か1/5くらいを口に
 含んで少しずつ飲み干すだけです。時間をおいて何回か繰り返していると、不思議と声が出てくるよう
 になります。
 ◆作り方◆
 @広口ビンか、冷蔵庫でお茶を冷すポットなどの容器を用意する。
 A新鮮な大根を2cm角くらいの大きさに切ります。それを用意した容器に入れます。
   (量はどれくらいでも可)
 B上からハチミツを大根の八分目以上まで入れる。
   (僕は満杯にすると甘すぎるので、八分目に定めています)
 C冷蔵庫で2日〜3日で、大根がシワシワになって、水分が出れば出来上がり。
   (大根は取り出して、料理に使えます)
 そのまま冷蔵庫で10〜15日くらい保存できます。(酸化したら捨てる)
 民間療法は薬にもなれば毒にもなる。分量、用法を間違えると危険なものもありますが、これは大根と
 ハチミツ・・・安心してお試し下さい。

 (管理人・注・・・ここで紹介してい方法は、あくまで民間療法であり、その効果を保証するものでは有りません。
  また個人差もあります。喉の疾病などの疑いがある場合は、医師または薬剤師にご相談下さい。)

  
          その204 蝉                                (平成19年8月27日)

 今年の異状気象は身近にいる小さな生物にも変化がおきている。例年5月に孵化するスズムシが
 今年は4月に孵化して今はもう虫の息。か細い声で、もう長くはない・・・(書いている間に聞こえなく
 なった・・・)楽しみが二週間くらいで終わってしまいそうだ。
 一番ヤキモキしたのは蝉だ。僕は子どものころから蝉が好きで、啼き声には敏感だ。東京ではまず
 ニイニイゼミが啼き出して次にアブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシと続く。そして最後にヒグラシ
 のカナカナカナ・・・・・で幕を閉じると定まっていた。ハルゼミや夏の盛りのクマゼミは地方に出かけた
 時の楽しみだったが、最近はクマゼミは代々木公園や新宿辺りで耳にすることがある。
 これも温暖化の影響と思われるが・・・。
 今年はニイニイゼミの声が聞こえず他の蝉も、お盆までは、まったく音無しで、どうした事かと思って
 いたら、今処にきて大発生。アブラゼミとミンミンゼミ、ツクツクボウシが大合唱。それも今まで聞いたこと
 のない大音声でビックリした。子どものころ箱根あたりでクマゼミのうるさい程の大合唱に驚いたのを
 思い出したが、その比ではない。何か起こらなければ良いのだが・・・と思う程の異変である。
 これが逢れた夏を惜しむ大合唱なら良いのだが・・と思うばかりである。
 そう言えば、今年の6月、青森巡りをしているときに、行く先々でハルゼミの大合唱に感謝したのを
 思い出した。
 ヒグラシの声はまだ聞こえないが、夕方になると秋の虫の声が聞こえてくるようになった。
 まだまだ暑い日が続くようですが、秋は確実に来ています。夏の疲れに負けない様、食欲の秋を
 迎えてください。
          その203 アフレコ                            (平成19年8月19日)

 映画のロケーション部分や初期のテレビ映画は、全編アフレコでした。
 アフターレコーディングの略で、活動屋用語の一つですね。画像だけ先に撮って音声を後で入れる。
 簡単に言うと、撮影した自分の画面を見ながら、声を録音することを言います。
 録音機材の発達で、現在はほとんど行われることはありませんが、雑音が入ったり、雨音などで
 問題が起きたときに、アフレコで・・・という事になります。
 これが、意外と難しいんです。アテレコと言って、外国映画等で他人の声に合せるのは、基本的に
 口が合えば良いので気が楽に出来るのですが、自分の事となると、その時の感情を思い出しながら
 口を合せるというのは、結構難しいものです。
 映画「牡丹燈籠」で、久々のアフレコ。台風四号の影響で荒れ模様。笠に当る雨の音が邪魔で
 現場ではOKだったのが、編集段階でアフレコになったんです。何十年ぶりですかねぇ。
 いや〜変わりましたねぇ・・・驚きました。
 以前は各映画会社にアフレコルームというのがあって、映画の画面を見ながら口を合せる訳ですが
 現在はビデオの編集室様な所でテレビを見ながら声を入れるんです。
 そして以前は、録音が終わると、アトショリといって、録音部さんの仕事で、他の部署の者は
 それでオツカレ様で帰っていくんですが、現在は機器の発達でアトショリなし。その場で編集が
 できてしまううんです。録音した音を、その場でパソコンで編集できるんです。
 しかし、その間 監督を始め関係者全員が待ち。たった一人の技師がパソコンを操作している間、
 全員がボーッと待っているんです。一区切りずつは短い時間ですが、区切りの数が多いと、長時間
 大勢の人が待ちになる。便利になって仕上げにかかる時間は短く簡単になったとはいえ、
 何処かにシワヨセは来るもんですね。世の中の縮図を見る思いでした。
 スローライフ・・・昭和三十年を懐かしむ声が高まっている昨今、そんな気持ちを実感する一日でした。
 
          その202 無題                              (平成19年7月8日)

 高校生か中学生か・・・女の子が数人で大きな声で話をしている横を通り過ぎた時だ。
 「うそ〜ありえな〜い」という声が飛び込んできた。近頃は言葉の単略化というのか、
 短くした言葉や簡単な一言で、いろんな事を済ませてしまう
 ようだ。なんでもかんでも「ありえな〜い」で・・・。
 ふと思った。あり得ない事を例えた言い方って沢山あったよなぁ「西から日がでる」
 「雄猫が子を産む」「枯木に花が咲く」 「煎り豆に花が咲く」なんてぇのもあったなぁ。
 「ひょうたんから駒」これも元々は、ありえないことから来ているわけで、 「ひょうたん
 から米が出た」の米が訛って駒になった。(昔話「雀の恩返し」より) まだあるよ!
 「冷や飯から湯気が立つ」 「根がなくとも花が咲く」もっともこれは外国にはそんな植物
 (エアープランツ)もあるようですがね。
 あり得ないという例だけでも、これだけたくさんあるんですからね。
 先人達の洒落心から生まれた言葉・文化、ちょっと使ってみませんか?
 世の中スピード時代「呑気なこと言ってんじゃねぇ」とお小言食うかも知れないけど、
 こんなところから 心の余裕が生まれるんじゃないですかね。洒落てるよ。
          その201 日本はきもの博物館                    (平成19年4月17日)

 広島県福山市松永町に松永下駄産業日本一を記念して作られた博物館だ。
 以前、しまなみ海道で四国に渡る時 だったと思うのだが、尾道あたりを通った時、
 街路に看板で「日本はきもの博物館」とあるのが目に入った。
 それ以来、気になっていたのだが、そのためだけで行くには遠すぎる。
 ついでにと思うときには時間がない。それが、ひょんな事から機会に恵まれた。
 山口県徳山で仕事が終わって、明日は帰るだけ。これはチャンスと福山市に住む知人に連絡
 すると、詳しい友達と案内するから寄れ、というので甘えることにする。
 翌朝、駅まで迎えに来てもらって車で20分位。車中での説明によれば所在地の松永町は日本一の
 下駄の生産地だという。へえ〜。僕は下駄の産地といえば会津の桐下駄と四国のゴマ竹を細く切って
 貼り付けた下駄が有名で、後はその土地土地で作られる位で、そんな大規模な生産地があることを
 知らなかったので驚いた、といっている間に到着。そこには広い敷地内に「日本郷土玩具博物館」と
 隣接して建てられていた。早速入場料(両館共通で1000円)を払って中に入る。
 すごい。中でも仕業用のはきものがおもしろい。田下駄や水中で浮かないように工夫された箱のような
 形で、中に重い石などを入れた高下駄。わらじからぞうりまで種々のはきものが展示されている。
 僕の好きな八つ割もあった。古代から現代まで日本を中心に世界のものまで、見ごたえのある数々。
 楽しい。玩具博物館のほうは一日では見切れないほどの広さで、足早に回ったのだが 今度はゆっくりと
 見て回りたいものだ。全国に珍しい博物館は多々あるが、此処は、わざわざ行っても十分に楽しめる。
 一日いてもあきない。楽しい博物館だと思うよ。

          その200 今年の桜(多摩森林科学園)               (平成19年4月11日)

 高尾の駅前にある多摩森林科学園には、全国各地の珍しい桜を集めた保存林がある。
 元々は森林・林業・木材産業の為の国立研究所であったが、平成13年に独立行政法人
 森林総合研究所として発足。一般公開されるようになった。
 この桜の保存林は昭和41年に設置され、江戸時代から伝わる栽培品種や天然記念物に
 指定された品種約250種を集め、分類の見直し、保存の方法などを研究している。
 二月の末ごろから五月中旬まで色々な桜を楽しめるので時々訪れるのだが、やっぱりこの
 時季が一番。今年の桜は早かったが咲き出してから寒気が入り込んだため、長持ちした。
 そして急に温度が上がって透きの品種が咲き始め同時期にいろんな花が見られた。
 それにしても今年は日本にいるとは思えない花模様だ。
 桜のほかにもモモ・レンギョウ・ヤマブキ・ムラサキシキブハナカイドウ。
 地表ではスミレ・タンポポ・シャガからハナショウブまで、街路樹ではコブシが残っているところに
 ミツバツツジ・洋種のシャクナゲ・イチョウが芽吹く。
 かと思えばハナミズキが咲き出しツツジ・サツキまで色を染めて百花繚乱。
 早春と初夏が一緒に来て楽しいというより
 ちょっと気味が悪い。それに気温の変化に身体が付いていけず、体調を崩す人も多いのではないか。
 そんな思いが先立ってしまった。
 日本人は桜好きが多い。平日だというのに沢山の人出。
 皆、笑顔で歩いている。余計な心配するより明るく楽しもう。
 そして、今年の桜のように、長持ちする様、頑張ろう。

          その199 染井吉野の古里                       (平成19年4月5日)

 森耳の収録が早く終わったので、六義園のシダレ桜のライトアップを見様と出かけたのだが、
 まだ4時。今日観る予定の中野のザ・ポケットで公演中の劇団くらげ荘の開演は7時。
 さて弱った・・・どうやって時間を潰そうかと思ったが、そうだ今処は駒込、染井へ行こう。
 染井とは駒込在は染井村。(現在の豊島区駒込)。言わず知れたソメイヨシノの古里だ。
 江戸時代、植木職が多く、伊藤伊兵衛の輩出によって江戸園芸の中心地として栄えた。
 そして幕末エドヒガンとオオシマザクラを交配して吉野桜として売り出したのがソメイヨシノ。
 明治になって吉野山のヤマザクラと紛らわしいということで供給地の染井の地名を冠して
 ソメイヨシノと命名した。命名者は博物局の藤野寄名と伝えられる。
 最近までエドヒガンとオオシマザクラの交配種と言われていたが、近年、科学の進歩でDNA鑑定
 の結果、オオシマザクラと園芸品種である
 小松乙女の交配であることがわかったと聞いている。
 ソメイヨシノは成長が早く、美しいので全国各地の公園、学校、河川堤などに植樹され、
 現在観桜の80%はソメイヨシノといわれるくらいだ。
 その染井を歩いて見様と染井商店街に入る。狭い道の両側には商店がビッシリ。
 夕方の買い物客もいっぱい。桜祭を開催中だが、桜は見当たらない。
 道を聞くついでに桜の話をすると、墓地の桜が満開というので行ってみる。
 散り出して地面をピンクに染め始めたが、ギリギリ間に合った。見事なソメイヨシノでした。
 そのまま巣鴨まで歩いて中野のザ・ポケットに向った。現在の染井には桜の故郷の面影は無いが、
 商店街には活気があり、どこか懐かしい味わいのある風情は、散策におすすめです。
           その198  日本タンポポ                              (平成19年4月3日)
 
 今年は三月の初めからポツリポツリと咲出したタンポポ。
 数は少ないがよく見ると日本タンポポばかり。そして桜と
 同時に咲き出して今、真っ盛りのタンポポは、ほとんどが西洋タンポポ。
 タンポポの変り物を探し始めて5年。今年になって初めて気がついたのだが、
 日本タンポポと西洋タンポポは少しばかり開花期にズレがあるようだ。
 これは今年限りの現象かもしれない。毎年、花の盛りに変わり物を探し歩いては
 西洋タンポポばかりで日本タンポポは何処へ行ってしまったんだろうと思っていたが、
 花期にズレがあったとしたら納得がいく。気をつけて見ることにしよう。
 それにしても江戸時代の名鑑にある緑花、朱金花、管花を探しているのだが、ないもんですねぇ。
 何方か見つけた方、ぜひご一報を・・・。
 僕は夏まで探して、もし見つけたら写真を載せます。
          その197  思い出 No2                               (平成19年4月1日)

 公園を散歩していて、今年は野鳥の種と数が多いという話をしたが、
 今日も早朝歩いていると様々な小鳥のさえずり、啼く。
 10種類くらいの小鳥が同時にあちこちで騒がしい。そんな中でふと思い出した。
 僕が新国劇に入った頃には、音調部というのがあって、音響効果は実際に各音調さんが
 実技でおこなっていた。
 雨音は団扇に糸で豆を付けたものを振って音を出す。波の音は行李に赤豆を入れて、
 緩急をつけて豆を左右に移動させ波音を作り出す。笛や太鼓も、なま。
 僕の好きなカエルの声はザルの中に竹笛が山ほど入っていて、舞台の袖にぶら下がっている。
 その中から、その都度、ひょいととって吹きわける。見事に的確に操る。仕事というよりは自分たちも
 職人技を楽しんでいる様子で、あたたかく実に味のある光景であった。
 現在では音響部と名称も変って、録音されたものを音響係がテープで回す。
 あっ、いやパソコンを操作する。音としては正確かもしれないが・・・・。
 昔を懐かしむのではない。そんな技術があった事を忘れないでほしい。
 そんな人たちが活躍した時代があったことを。
 
 

バックナンバーはこちらです
1 平成16年3月 はじめまして。 桜の古木を巡って。 タンポポを楽しもう。 たまごかけごはんから連想して・・・。
2 平成16年4月 電車の中で我思う。桜を見て・・。桜に想いを偲ばせて。頑固ジジイ。
3 平成16年5月 森流ハヤシライス。タンポポ。水戸黄門撮影。行者ニンニク。煮込みうどん。片岡球子展。
4 平成16年6月 フトアゴヒゲトカゲ。電信柱。ウチョウラン。カメチャブ。幻のラン?。江戸時代こぼれ話。ほか
5 平成16年7月 アジサイとカタツムリ。鹿に紅葉。スリについて。精根尽きたら・・。薮入り。我が家の夏カレー。ほか
平成16年8月 新歌舞伎座公演出演のため、お休みしました。
6 平成16年9月 戻って参りました。大阪の人。我慢と辛抱。鎌倉を歩く。劇団若獅子。ツクツクホウシ。ほか
7 平成16年10月 秋の虫。泪橋。健康を思うなら。薫る。電話。米。映画の吹き替え。気の不思議ほか
8 平成16年11月 赤い蕎麦の花。映画。稽古。普通じゃない。浅草界隈を歩いて。穴熊鍋。若山富三郎さんほか
9 平成16年12月 島田正吾先生のこと。ボランティア。大勝館。ドサ廻り。大根。冬至。薬湯。年賀状。ほか
10 平成17年1月 新年の迎え。初詣。燻製。七種がゆ。鏡開き。世田谷ボロ市。白寿の芝居を惜しむ会。ほか
11 平成17年2月 翡翠展。笑顔。ニュースを見て。節分。雪の関ヶ原。水戸黄門撮影。ほか
12 平成17年3月 東映映画撮影所。ガンガン。大道芸。啓蟄。水溜り。大衆演劇がおもしろい。踏み切り。ほか
13 平成17年4月 桜前線。アズマヒキガエル。石戸の蒲桜。タンポポ。春が来た。リフレッシュ。姫りんご。ほか
14 平成17年5月 海野宿。素桜神社の神代桜。姫京之助。劇団「グループしぜん」。松井誠さんのツアー。ほか
15 平成17年6月 下駄。八ツ割れ。野外で遊べ!。観光客が似合う街。ハナショウブ。ラワンブキ。中沢池公園。ほか
16 平成17年7月 シルクロード展で。生き物。お気に入り。枇杷葉茶。産卵ラッシュ。手筒花火。ほか
17 平成17年12月 きらず。火事と貧乏。火の用心。知ってました?。柚子釜。忠臣蔵。吹き替え。ほか
18 平成18年1月 寒の入り。でべら。映画三丁目の夕日。ローカル線。雨。大寒。ほか
19 平成18年2月 探春。苦労症。豆まきをしよう。おから茶。江戸東京たてもの園。時代劇ならば。ほか
20 平成18年3月 新しい発見。梅、足踏み。動物園。荒神山。不断桜。おからとさといもコロッケ。ほか
21 平成18年4月 桑名を訪ねて。知らない街。宮様のしだれ桜。左利き。
22 平成18年10月 再開させていただきます!。豆腐の日。
23 平成18年11月 次回の出演予定。近所を散歩。浮世絵。ものもらい。
24 平成19年2月 おかしな監督の映画祭。鰆。特別展江戸城
25 平成19年3月 3月2日 ふと思う  思い出